バレンタイン用ショートショートのつもりだったのに日付がかわってしまったんだぜ!
く、キャラの性格とか言葉回しが難しい・・・ッ
っていうかわかんない・・・ッ!
あ!あと拍手してくれた方ありがとうございます!まだ機能に慣れていないためいろいろありませんが・・・w
だめだ・・・FC2に早く慣れなければ・・・
「続きを読む」 でご覧くださいませー。
「お邪魔いたしますわぁ」
「…おや、これは幽々子さん。いらっしゃい」
のれんが自然にその空間をあけ、扇子で口元の笑みを隠した彼女が優美に……いや、幽美に店内に参上した。
「珍しい、おひとりでいらしたんですか」
ここ香霖堂の数少ないまともな常連客である彼女のいつも傍にいる護衛だかツッコミ役だかの庭師の娘の姿が見えなかった。
いつもは庭師の娘だけか、彼女と庭師の娘、二人で来店されるのに、だ。
「えぇ、今日はひとりなの。というのも、店主様に差し上げたいものがありまして」
「……………え」
「…どうか、なされまして?」
おっと。あわててかぶりをふる。
「あ、いえ、何も」
店の赤字原因の一番二番を争う二人の少女の姿が浮かんだのだ。
彼女らは店にこそよく来るが、毎回店のモノをツケと称しては勝手に持っていく。そんな少女らの襲撃に慣れ始めてしまっていたせいか、彼女、「華胥の亡霊」であるところの西行寺幽々子の発言に戸惑ってしまった。
く、日和見すぎたか。
「……そうですの」
「いや、失礼。それで、何か頂戴できるということですが」
本を閉じ、勘定台を降りる。ささやかだが、期待に胸が躍る。
「えぇ、とっておきですわぁ」
雅、まさに女性的な笑みとともに差し出されたのは紫色のレースで美しく梱包された小さい黒色の何か。
「これは……」
「最近、紫が外の世界からわざわざちょろめかしてきてる甘味ですわ。たしか、ちよ、てょ…らて…あら、なんだったかしら。とかく、私もそれにハマってしまってますの」
「ほう、そうですか…」
「あ、あと一緒にお飲みになるものは、紅茶をお勧めしますわ。緑茶だとちょっと…」
「わかりました。ならば、できるだけよい茶葉で沸かして来ましょう。どうぞ遠慮せず、上がってお待ちください。ぜひ一緒にいただきましょう」
「いえ、それは店主様だけで召し上がってくださいな」
「え、」
「あっ、ご免なさい、お茶のお誘いはもちろんお受けしますの。ですが、それは店主様に召し上がっていただきたく差し上げたものですので」
「そ、それはありがとうございます。でしたら、後ほどありがたく」
まさしく動揺する。気持ちとあわさった純粋な贈り物というのははじめてであった。
はじめて?うむ、はじめてだと思う。
「えぇ、そうしてくださいな」
再び口元を扇子でかくして微笑む姿に、数秒目線をとられた。が、あまり動揺し続けるわけにもいくまいと自らを奮起させる。
「では、適当な茶菓子と茶を持って来ましょう」
そそくさと台所に移動し、さっと見繕う。さて、彼女は細見だがなかなかに胃袋は大きかったはずだ。少しぐらい多めに持っていっても問題はあるまい。
戻ると、彼女は本棚を眺めていた。
「何か気にかかる本はありますか?」
「ええ、どれも面白そう」
「よければ数冊お貸ししましょう。そこにあるのは大体読み終わってますし、それに意見を交わせる人ができればうれしい」
「ふふ、ではお言葉に甘えて」
表紙から古びた本を二冊とると、ふっと袖にしまいこむ。題名が気にはなったが、それはまた今度の楽しみにしようか。
「さぁ、どうぞ遠慮なく」
木製木目のちゃぶ台に茶と茶請けを置き、座布団をそれとなく敷く。
「感謝しますわぁ」
座り、つらつらととりとめのない会話をする。無縁塚でひろった小物がどうだの、庭師の娘がどうしただの。
……会話の呼吸がある程度落ち着いたところで、あることが気にかかってしまう。
「幽々子さん、さきほどの甘味なんですが……」
「なにかしらぁ?」
「いえ……白状しますと、その、僕はあまり他者からの贈り物というものに慣れていませんで。どうも居所が落ち着かない。まだいただいてませんが、ぜひ甘味のお礼をさせていただきたい」
「ご冗談。店主様のような方がそんな」
「いえ…決して冗談では」
「…そうですの」
む、なにやらひかれてしまったか?
「でしたら…」
かくして、白玉楼の主は香霖堂がなごり惜しいかのように何度も振り返りながら、帰宅の途をたどっていった。
彼女の出した提案はこうだ。
「一月後、ぜひ私に贈り物をくださいな。釣り合いなど考えず、できるだけ『霖之助さん』が私に送りたいと思ってくれたものを」
無論僕は承知したが、内容が内容なだけに頭を悩ませることとなった。
贈り物か。純粋に相手のことを思い浮かべながらする考え事はたしかに頭を悩ませたが、しかしそれ以上になかなか楽しめるものだ。
ああ、それから余談ではあるが、彼女に一人で来た理由を尋ねても「女の秘密」だとしか答えてくれなかった。
まぁ、いいだろう。また会ったならそのときにもう一度、尋ねてみることにしよう。
く、キャラの性格とか言葉回しが難しい・・・ッ
っていうかわかんない・・・ッ!
あ!あと拍手してくれた方ありがとうございます!まだ機能に慣れていないためいろいろありませんが・・・w
だめだ・・・FC2に早く慣れなければ・・・
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「お邪魔いたしますわぁ」
「…おや、これは幽々子さん。いらっしゃい」
のれんが自然にその空間をあけ、扇子で口元の笑みを隠した彼女が優美に……いや、幽美に店内に参上した。
「珍しい、おひとりでいらしたんですか」
ここ香霖堂の数少ないまともな常連客である彼女のいつも傍にいる護衛だかツッコミ役だかの庭師の娘の姿が見えなかった。
いつもは庭師の娘だけか、彼女と庭師の娘、二人で来店されるのに、だ。
「えぇ、今日はひとりなの。というのも、店主様に差し上げたいものがありまして」
「……………え」
「…どうか、なされまして?」
おっと。あわててかぶりをふる。
「あ、いえ、何も」
店の赤字原因の一番二番を争う二人の少女の姿が浮かんだのだ。
彼女らは店にこそよく来るが、毎回店のモノをツケと称しては勝手に持っていく。そんな少女らの襲撃に慣れ始めてしまっていたせいか、彼女、「華胥の亡霊」であるところの西行寺幽々子の発言に戸惑ってしまった。
く、日和見すぎたか。
「……そうですの」
「いや、失礼。それで、何か頂戴できるということですが」
本を閉じ、勘定台を降りる。ささやかだが、期待に胸が躍る。
「えぇ、とっておきですわぁ」
雅、まさに女性的な笑みとともに差し出されたのは紫色のレースで美しく梱包された小さい黒色の何か。
「これは……」
「最近、紫が外の世界からわざわざちょろめかしてきてる甘味ですわ。たしか、ちよ、てょ…らて…あら、なんだったかしら。とかく、私もそれにハマってしまってますの」
「ほう、そうですか…」
「あ、あと一緒にお飲みになるものは、紅茶をお勧めしますわ。緑茶だとちょっと…」
「わかりました。ならば、できるだけよい茶葉で沸かして来ましょう。どうぞ遠慮せず、上がってお待ちください。ぜひ一緒にいただきましょう」
「いえ、それは店主様だけで召し上がってくださいな」
「え、」
「あっ、ご免なさい、お茶のお誘いはもちろんお受けしますの。ですが、それは店主様に召し上がっていただきたく差し上げたものですので」
「そ、それはありがとうございます。でしたら、後ほどありがたく」
まさしく動揺する。気持ちとあわさった純粋な贈り物というのははじめてであった。
はじめて?うむ、はじめてだと思う。
「えぇ、そうしてくださいな」
再び口元を扇子でかくして微笑む姿に、数秒目線をとられた。が、あまり動揺し続けるわけにもいくまいと自らを奮起させる。
「では、適当な茶菓子と茶を持って来ましょう」
そそくさと台所に移動し、さっと見繕う。さて、彼女は細見だがなかなかに胃袋は大きかったはずだ。少しぐらい多めに持っていっても問題はあるまい。
戻ると、彼女は本棚を眺めていた。
「何か気にかかる本はありますか?」
「ええ、どれも面白そう」
「よければ数冊お貸ししましょう。そこにあるのは大体読み終わってますし、それに意見を交わせる人ができればうれしい」
「ふふ、ではお言葉に甘えて」
表紙から古びた本を二冊とると、ふっと袖にしまいこむ。題名が気にはなったが、それはまた今度の楽しみにしようか。
「さぁ、どうぞ遠慮なく」
木製木目のちゃぶ台に茶と茶請けを置き、座布団をそれとなく敷く。
「感謝しますわぁ」
座り、つらつらととりとめのない会話をする。無縁塚でひろった小物がどうだの、庭師の娘がどうしただの。
……会話の呼吸がある程度落ち着いたところで、あることが気にかかってしまう。
「幽々子さん、さきほどの甘味なんですが……」
「なにかしらぁ?」
「いえ……白状しますと、その、僕はあまり他者からの贈り物というものに慣れていませんで。どうも居所が落ち着かない。まだいただいてませんが、ぜひ甘味のお礼をさせていただきたい」
「ご冗談。店主様のような方がそんな」
「いえ…決して冗談では」
「…そうですの」
む、なにやらひかれてしまったか?
「でしたら…」
かくして、白玉楼の主は香霖堂がなごり惜しいかのように何度も振り返りながら、帰宅の途をたどっていった。
彼女の出した提案はこうだ。
「一月後、ぜひ私に贈り物をくださいな。釣り合いなど考えず、できるだけ『霖之助さん』が私に送りたいと思ってくれたものを」
無論僕は承知したが、内容が内容なだけに頭を悩ませることとなった。
贈り物か。純粋に相手のことを思い浮かべながらする考え事はたしかに頭を悩ませたが、しかしそれ以上になかなか楽しめるものだ。
ああ、それから余談ではあるが、彼女に一人で来た理由を尋ねても「女の秘密」だとしか答えてくれなかった。
まぁ、いいだろう。また会ったならそのときにもう一度、尋ねてみることにしよう。
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