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そんな僕はいったい何に憑かれているのでしょうか。

霖之助の類なら、本当に本望なのですが、はてさて。

なんかもー、身のあるものを書きたいんですけど、あまりに久々すぎて、ってなると、やっぱり書かないとしょうがないじゃない、ってないじゃないですか。ね?


・・・

ってわけで。

なんかごめんなさいなss、投下していきますね。名づけようにも名づけられない、奇妙なものになりました。あーめん。














こつこつと薫り高い蒸気が、香霖堂店内に上がっていた。

「そろそろ、いいんじゃないか」

「落ちきってからのむのが礼儀ってものさ」

「そういうものか」

「うん、」

そこにいるのは、一組の男女。線細い顔に縁無しの眼鏡をかけた銀髪が二人、安楽椅子に身をゆだねて静と頁をめくっていた。

「時に、霖之助」

「うん?」

「あれらはいいのか」

窓のそと、小さな窓枠よりわれこそはベストポジションで見ようという少女たちが、四・五人ひしめきあっていた。

銀髪の彼女が本からは視線を逸らさず、意識だけを外の彼女らに向けさせる。

「あぁ、」

銀髪の彼は本を閉じ、まるで今気づいたかのような反応を見せた。

「問題ないよ、いつものことだからね」

「ふん、無駄な苦労をする」

「娘や子供だと思えば、さほどの苦労じゃないさ」

「老成しているといえば聞こえはいいけど」

「老けたつもりは毛頭ないしね」

「あぁ、だろうよ」

銀髪の彼女が、口元を歪める。

「どういう意味だい?」

銀髪の彼が、眉間を歪める。

「いや、なに」

ようやく本から目線をはずして満足げに眺めると、愉快そうに口を開いた。

「私が同じ状況であっても、同じことを思うだろうな、と」

「…そうかい」

「あぁ、そうさ。気にふれたのなら謝るけど」

「いや、そんなことはないさ。むしろ気にふれたのは…」

「私?いやいや、ありえないよ」

「…知人が悪巧みしてるときとか、よく歪めるものでね」

「歪める。口を?」

「あぁ、今の君みたいに」「ふーん、今の君みたいにか」




「くっ、」

先に吹き出したのは、銀髪の彼。

「ぷっ、」

わずかにこらえた、銀髪の彼女。

どこか遠慮と距離があった空気が瓦解するのは、それからすぐ、まもなくのことであった。

香霖堂から、彼と彼女の笑い声がもれ始めた。













おまけ


少女紅白の証言:
見ていられるものじゃなかったわ。気にはかかったけど、あ、あああ、気にはなったって、違うわ、その、巫女、巫女としてよ!?
うん、そうね、わかってるわよね、うん、フフ。あ、その、それで、あまりにも気味が悪かったから帰っちゃったわよ。一応御札も貼っておいたし、え、なんでって、違う、違うわよー!!



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しのざき

Author:しのざき
東方・霖之助ssを中心に。

本が好物。古本屋とか個人雑貨屋の匂いでも幸せ。お勧めの本とかあればぜひ紹介してください。お願いします。

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