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ふっかぁぁぁぁっつ!!

でも…ごめんなさい・・・感覚をもどすためにオリジナルなんです…

お暇つぶしにでも見てやっていただければ幸いです。

さらに一言三言感想なんかいただけたら、さらに幸い。

うぎゃー、なんか拍手なんかも流れちゃってそうだしめっちゃゴメンナサイー!



「More」で本編。こんな朝の風景。














厚切りの食パンを二枚用意、表面にバターをぬりつけるとスライスハムをのっけて、粗挽きの黒コショウを適当にまぶす。

薄切りチーズを手で千切り、表面にできるだけまんべんなく乗せ、そして最後の仕上げに七味入りマヨネーズをチーズの上に適量。片寄った部分がないように、丁寧にのばす。

……完璧だ。

オーブントースターにぶち込んで、10分とセット。

さて、この間にインタントコーヒーでも入れるか。いやァ、今日は今朝から優雅だね。いつもの出勤時間までまだ一時間もあるよ。

朝は横目に眺めるだけのシャワーまで浴びて、普段は食べない朝食をとる、と。

キッチンチェアに腰かけて、思わずため息。まるで自分が遠足を心待ちにする園児のような存在に思えた。

…遠足、遠足ね。

心待ちにしすぎて眠れない状態になった子は「結局寝て遅刻寸前」と「全く眠れずに早起き」にわかれるらしい。

そして自分は、後者だったと。

「でもさァ、遠足ってさァ……」

遠足は楽しいイベントなのであって、自分のように落ち込んだような気分には決してならない。

今……イベント、であることは認めてやってもいいけど、まるで苦行だよ。苦行。

そう考えると、気分が落ち込みはじめた。

「勘弁してほしいよな、マジ……」

「うん、ごめんね」

「ひゃっほぉーうっ!?」

俺のポーズ・どっしぇーい

「ひゃっほー」
      
しかしヤツのポーズ・ばんざーい


驚いた、大いに驚いた。いつの間の起きやがったコイツ。何だよその恰好。乱れすぎだろう。キャミソール?短パン?なんだっての、コイツ。

「あ、料理するんだねー、すごーい」

セミロングの黒髪が揺れながらひょこひょこと俺の周りを移動する。寝ぐせついてんぞ、オイ。しかし、いや、いくらわかっていても目の毒でしかない。

「お前さ……」

「なになに?さっきからじろじろ見るけど。あ、もしかしてこの格好に目が釘付け!?欲情!?欲情したのかな!?」

脳天からの いちげき!

「痛いっスよ兄ちゃん……」

「うるせぇ、ホモ。ガチホモ。女装趣味。ショタ。女装趣味のショタ」

「あぁ……ッ、前半は否定したいけど後半は受け入れたら株が上がりそうで否定できない……ッ!このどうしようもない感覚、恋!?」

「否定しろよ、気持ち悪い」

「気持ち悪いなんてシツレーな!欲情したのはどこの誰だ!」

「してねーし。シツレーでもねーし」

「こ、このS兄!脱ぐぞ!かくなるうえは脱ぐぞ!」

「うっせ、静かにしろ。朝からテンション高すぎんだよ」

「んふふ、そりゃあ愛するお兄様の隣で一夜を明かしましたからー」

「…そうかい」



…そうなのだ。

昨日の深夜、カバンひとつで俺の城であるところの借家を訪ねてきて、時間も時間だったし、ヤツの表情からも追い返すわけにもいかずに泊めてやったのだ。

そこまではいい。

話を聞いてやって、まぁ、落ち着いたかというところで寝る場所の問題になった。

半ば元気になりはじめていた弟は「隣で寝る!」と騒ぎ始めたものの「てめぇの血は鈍色だ!」と却下し、結論、「乱入者は乱入者らしく床で寝ろ」と布団代わりのタオルケットを貸してやった。

…が、いよいよ「さぁ寝よう、ようやく寝ようと」電気を消して数分たったときから俺の悪夢がはじまった。

俺が常日頃愛用しているベッドに、ヤツが潜り込んできた。

野郎が着そうもないパジャマ姿で、しかもそれが当たり前であるかのように。俺が悲鳴をあげる前に俺の右腕にヤツが両手をからませ、て………



「どしたの兄ちゃん、頭なんか抱えちゃって。頭痛?ヘッドエィク?」

「黙れ小僧、お前に俺が救えるか!」

「んん、どうかなぁ、どう思う?」

「…どうも思わない」

「んー、そっかぁ。『俺』なら『小僧』を救ったんだけどねぇ」

「…おまえな、」



───チーー…ン。


そんな兄弟の微笑ましい会話をよそに、トースターが完成の音を鳴らしたのだった。

こんな朝もきっと、一日のはじまりのひとつ。





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Tag : 創作 ss
 
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