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…ジョークですよ。ジョーク。すっかり忘れていたなんて、そんなこと。



…ごめんね、ゆっこ様。


そんな感じでバレンタインデーssの続き的なポジで書いてみました。

昨日に続いて難産だったー。

霖之助に純情になってもらった、そんな練習っていう自己満足も兼ねてたり。

いつもながらキャラ壊してごめんねぇ。


「More」で本編へー。













悩みに悩んでいた。

日がいたずらに過ぎていき、過ぎていくことによって焦りが生まれる。

ついには本懐から離れ、己が何について考えているのか分らなくことさえあった。

僕、森近霖之助はそれほどまでに悩んでいたのだ。

約束の日まで見事に彼女に会えなかったというのも、「贈り物」に対する悩みをさらに膨らませることとなっていた。

彼女のほしいものだったり…そういうものを会話から知ることもできないからだ。

あの一件からは半霊の子だけでの来店となっていたし、思いきって…さりげなく探りを入れてみても、半霊の子は顔を赤らめて急ぐように店を出ていく。

好きなお菓子とかくらい、答えてくれてもいいだろうに。

…まぁ、そのことはどうでもいい…か。




今、僕の手には悩みに悩んだ末の「結果」が握りしめられている。

はっきりいって、緊張しているんだろう。僕は…



…いや、そんなハズはない。

緊張なんて、していない。していないさ。

そんな…こんな長い間生きておいて、そんなこと…今更。


道中もこのように、考えの堂々巡りを繰り返す。

彼女…この「贈り物」を渡す相手である華胥の亡霊、西行寺幽々子が日々暮らす場所…白玉楼までの道のりは意外と遠かった。

半霊の子に地図を書いてもらい、かたちばかりの招待状ももらってはいたが…と思うのはこれで何度目だろうか。





─── この道を来るのは、それは骨がおれただろうに。



これが、堂々巡りの末だ。

必ず彼女とのやりとり、あの日のことが思い出されて…結果、歩が進む。

「…っはぁ…っはぁ…」





─── 楽しみにしていますわ。

彼女、西行寺幽々子が香霖堂を去る間際に言った言葉がまた頭の中で再生される。

「…なんだって、いうんだ。僕は…」

雑多で寂しいような道を抜けて、周囲が少しずつ…華々しくなってくる。

ああ、そろそろと白玉楼が見えてきた。





─── もう少しで、彼女に。

「…ようやく、お渡しできますよ」

本来だったら消えてなくなるはずのそんなつぶやきが。

「…ずっと待っていましたわ」

桜の風にのって、別のつぶやきを運んできた。

「…え?」




瞬間、僕の視界は舞い上がる桜の花びらで…いっぱいになった。





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しのざき

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