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芦桐さんが怒涛の更新をされているので、触発されて第二話。

今回はあまり謝らなくてもいいように仕上がったかもしれない。



いや、どうだろう。ごめんなさい。


「続きを読む」でご覧くださいー。














僕にはまずやらなければならないことがあった。

巾着袋から出されたマタタビを、あの巾着袋に戻す。

抜けてしまった腰をどうにか、こう…前進させて…

「く…っ」

アレから取り出されるまではこの臭いはしなかった。

ならば、再び入れてしまえばこの臭いは収まるはずだ・・・!

「…ふぉぉぉっ」

近づくと強まる臭い。しかし仕舞わなければ臭いが止むことはない。このジンクス。

「僕を…なめるにゃぁ…ッ」

あれ、言葉遣いが。…いやちがう。臭いのせいだ。ならばなおさら早く仕舞わなければどうにかなってしまうかもしれない。

あと2メートルほど…っ




「…何してるの?」

ここで登場するか、蓬莱ニート。

「…やぁ、輝夜さん」

挨拶には興味を持たなかったらしい。僕を一瞥、床に転がるママタビを一瞥。

「…ふぅん」

にんまり。おい、嘘だろ。

当然だが僕が手を伸ばすよりも、彼女が手を伸ばすほうがはやいわけで。

「えーいえーい!きゃはははは!ちょっとなぁに店主さんったら、新しい趣味!?趣味なの!?いいわ!どんどんやったげる!」

「ちょっ、かぐやさ、やめ。やめろッ」

「えー?遠慮しなくてもいいのよぉ?」

「あう、は…ぁ、違うッ、それ…をっ、巾着、にっ」

「自分の気持ちには正直になりなさいってー!」

ぐりぐり。

「それ…のッ、使い方は、にゃ…っ」

「なになに何言ってるの?わからないわー!」

ぐりぐりぐり。ごすっ。




…ごすっ?

鈍音とともにゆっくりと倒れていく蓬莱ニート、ドS、家具屋。

そしてその背後から現れた…自分の身長よりも高い杵を持った、うさみみ。

「てゐ…」

「…よっ」

軽く挨拶を済ませると、気絶するニートからマタタビを奪い取る兎。

助かった…のか。まだ臭いが酷かったが、安堵と疲労でため息がでる。

「ん…?」

ふと感じる目線。

てゐが無表情のままマタタビを握りしめ、じっとこちらを見ていた。

「おい…」

絶望感が再び湧き上がりはじめる。そんな僕の様子を見て、口元をゆがめる兎。

おい、まさか。

「冗談だって」

するりと巾着にママタビを滑り込ませる。

「…心臓に悪いじゃないか」

「ふふん、してやってもいいんだけどな?」

「…感謝してるよ」

「だったらいいのさ!」

白い歯とともに満面の笑みを見せると、マタタビを投げ捨てる。

「じゃ、永琳こないうちに逃げようか」

「え?」

「え、じゃないっしょ。ウチのお師匠サマも遊ぶつもりでいるもんよ、絶対」

「そ、そうだよな。うん」

「だから…そうだな。とりあえず私の部屋に移動しよーか」

「すまないな、助かるよ」

再びにやりと笑う兎。

「なぁに、気にすんなよ」

この時僕は思った。微笑みを浮かべる女性よりも、大爆笑する女性よりも、にやりと笑う少女のほうが信用できるのだ、と。心の奥底からそう思った。

「ちなみに私の部屋にゃ治せるかもしれない薬もあるよ」

「なにっ、本当か!」

にやり。




「本当さね」


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